約半年ぶりに広い牧草地へ!にかほ市の高原でジャージー牛の放牧始まる「ウシたちもうれしそう」秋田
6日の県内は、多くの観測地点で今年一番の暖かさとなり、真夏日一歩手前となったところもありました。
7月並みの陽気の中、にかほ市の高原では、ジャージー牛の放牧が始まり、ウシたちが半年ぶりの牧草地へ元気に駆け出しました。
標高約500メートル、にかほ市の仁賀保高原にある、土田牧場。
約170頭のウシを飼育していて、毎年、牧草が伸びるこの時期に、放牧を始めています。
去年11月から、牛舎の中で過ごし続けてきたウシたち。
6日は、3歳から15歳までのメスのジャージー牛60頭余りが、元気いっぱいに飛び出しました。
約半年ぶりに広い牧草地を駆け回り、青々とした牧草をたっぷりとはんでいました。
ウシのストレス軽減にもつながるという放牧。
日光を浴びながら、栄養たっぷりの牧草を食べることで、豊かな風味とすっきりとした後味のミルクが出るようになるといいます。
土田牧場 土田浩治さん
「うちらも待ちわびていたんですけど、多分ウシたちが一番待ちわびていたので、ウシたちもうれしそうですし、私たちもそれを見るのが本当にうれしいですね」
「ウシが健康だとおいしい牛乳が出ますし、そうやって11月12月までですけども、みんなゆっくり過ごしてもらえればなと思っています」
1日に10キロ以上の牧草を食べるというウシたち。
土田牧場の放牧は、天気が悪い日などを除き、雪が降り始める前まで行われます。