県と秋田市 今年度初の誘致企業に風力発電設備の建設などを手がける大阪の企業 秋田市に風車メンテナンスの新拠点

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秋田 2025.05.20 18:13

風力発電設備の建設を中心に手がける大阪の企業が、秋田県内で新たに事業所を設置することになり、県と秋田市が今年度初めての誘致企業に認定しました。

風車のメンテナンスの拠点で、従業員7人からスタートし、5年後には50人程度の雇用を確保したい考えです。

県が昨年度認定した誘致企業は、16社でした。

前の年度と比べて、8社少なくっています。

秋田市は、昨年度、7社を誘致企業に認定していて、これまでで最も多かった前の年度より6社少なくなりました。

鈴木 知事
「本来であったら秋田県から外に出てしまっていたような人材をしっかりと県内で採用していただけると、そういう企業をなるべく大事にしていきたいなと思っておりますので、方針としては、引き続きこれまで続けてきた企業誘致は継続をしていきますが、そういう色彩をこの先もう少し強めていこうかなと思っております」

沼谷 市長
「(秋田市が)誘致に一生懸命活動するというだけでは、なかなか成果が出づらい部分もありますので、いわゆる民間企業の皆様のネットワークも活用しながら、企業誘致に取り組んでいく新しい制度、これは来年度になるんですけども、そういった制度も私は作っていきたい」

企業の誘致を積極的に進めたい県と秋田市が、今年度初めて誘致企業に認定したのは、大阪に本社があり、風力発電設備の輸送や建設を手がける、アチハです。

おととしから秋田港や能代港の洋上・陸上風力発電設備の建設に携わっていて、秋田市に風車のメンテナンスのための新たな拠点を設けることにしました。

より迅速な対応にあたる考えです。

阿知波孝明 社長
「秋田県で高度な人材をどんどん育てていく、人もたくさん集まっていただいて、風力発電をより発展できるような人材育成に努めていけたらなと思っております」

風車の新たなメンテナンス拠点は、従業員7人からスタートし、5年後には50人程度の雇用を確保したい考えです。