ダリアの研究が全国でもトップレベルの秋田市 栽培技術の習得に向けて4人の挑戦がスタート

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秋田 2025.05.13 17:53

秋田市は、ダリアの栽培技術の向上を目指す人などを対象に実習主体の研修を行っています。

今年度の研修が13日から始まり4人が技術習得に向け学びをスタートさせました。

秋田市園芸振興センターでは園芸作物の技術向上のため様々な研修を行っています。

そのひとつ、「ダリア」の実習が13日から始まりました。

今年は、すでにダリアの栽培に様々な形で携わっている4人が、改めて栽培技術を学ぶため受講しています。

ダリアは県が「重点品目」として生産拡大を目指しています。

比較的、栽培はしやすいものの、「出荷」する際は花の形や長さを均一に揃える必要があり、高い技術が求められます。

柴田浩専任指導員
「10センチ下がると値段が20円ぐらい安くなる。だからこれが100円だとすると50センチのやつだと80円ぐらいになってきちゃうので、なるべく60センチぐらいで」

秋田は、オリジナル品種の「NAMAHAGEダリア」の開発をはじめ、ダリアに関する研究は全国でもトップレベルです。

病気の感染などを防ぐため「品種によって鋏を変えることも大切だ」など、細かいアドバイスも伝えられました。

受講者
「畑にこう植えてこう1本1本やってたのが、いやこういう植え方すんだなっていうのを今ちょっともう1日目で感心しきってます」
「まずやり方って人それぞれ違うので、自分のやり方と比べてなんかいい所あれば盗んでいこうかなと思ってらす」

ダリアの専門研修は概ね月1回で、全部で11回の実習や講義が予定されています。

受講は無料で、植え方から、水や温度の管理、流通、それに病害虫のことまで、幅広い知識を学べます。

受講者
「まだきょう初めてなので。ちょっとは手伝っていたのでわかることはわかるんですけれども、もっとこうしっかり身に着けたいっていうか」

今年度のダリアの専門研修は来年1月末まで続きます。