小泉農水相が秋田入り コメの価格対策についてなど約14分間演説 「備蓄米の放出は国産米のシェアを奪われないための緊急的な措置」

この記事をシェア

  • LINE
秋田 2025.07.04 18:18

小泉農林水産大臣が、参議院選挙の候補者応援のため、秋田市に入りました。

約14分間の演説の多くを、争点のひとつとなっている、コメの価格対策に費やしました。

小泉 農林相
「まだ秋田県知事からは『秋田は増産します』という正式な報告はありませんが、秋田だって日本の食卓を支えている大事な米どころ、農業県であります」

参議院選挙に出馬した候補者の応援のため、秋田市を訪れた小泉農林水産大臣。

約14分間の演説の多くを、争点のひとつとなっている、高騰するコメの価格対策の説明に費やしました。

小泉 農林相
「お米は高いからといって、買い控えてパン・麺・シリアル、こういった方向に移ってきている」
「お米から消費者が離れないようにするためにも、安定した価格に一回冷まさなければ、生産者の皆さんにとっても喜べる状況にはならないという思いがあるから、備蓄米を放出しているんです」

政府備蓄米の放出について、その狙いや自身の考えを述べた小泉大臣。

さらに、アメリカとの間で進む関税交渉については。

小泉 農林相
「いまトランプ大統領が『日本は全然アメリカのコメを受け取らない』と言っていますよね。日本に不満を言っています。これは裏返せば、石破総理、赤沢大臣が全く譲る気がない、頑張ってるってことですよ」

さらに、小泉大臣は、コメの高騰で、民間業者による輸入米が急増していると現状を訴えたうえで、「備蓄米の放出は、国産米の棚・シェアを奪われないようにするための緊急的な措置だ」と理解を求めました。