「好きなことを見つけて」"バッタ博士"が母校で講演 後輩に夢をかなえた経験を語る

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秋田 2025.07.04 17:36

“バッタ博士”として有名な秋田市出身の昆虫学者が、母校で講演会を開きました。

世界を舞台に活躍する先輩の話を聞いた高校生たちは、自分の夢に向かって大きく羽ばたくことを誓いました。

講演会を開いたのは、昆虫学者の前野ウルド浩太郎さん、通称“バッタ博士”です。

27年前に秋田中央高校を卒業。

神戸大学の大学院を経て、アフリカで甚大な被害をもたらすサバクトビバッタの研究を続けています。

約620人の母校の後輩を前に、収入がなかった時期を乗り越え、昆虫学者という夢をかなえた、自らの経験を語りました。

前野さん
「自分の場合は、あきらめずにいろんな大人からアドバイをスもらって、頑張りまして、とにかく若い時は努力をしたわけなんですけども、それは好きなことがあったからなんとか頑張れたんだなとは思っていますので、皆様もどうぞ好きなことを見つけたら進路が楽しくなると思いますので、好きなことをどうぞ見つけて、人生楽しませていってください」

卒業アルバムに昆虫学者になると記していた前野さんの話に、生徒たちは、自分の進路や将来について真剣に考えている様子でした。

「バッタと戦うその試行錯誤っていうのがとても感動しました」

「中央生らしさを感じるスピーチで、自分もあぁいうふうになれたらなと思いました」

「努力を惜しまず頑張ってやっていけたらいいと思いました」
ーなりたい職業は決まっている?
「まだはっきりとは決まっていなくて、これから決めていこうと思います」

前野さん
「私の場合は特殊な夢に向かって進んでいったため、大変な思いはしたんですけども、なんとか叶えることができましたので、その大変なことに立ち向かっていく姿を中央高校生に伝えることができたら、何か役に立てるんじゃないかなっていう思いできょうの講演に挑みました」

世界を舞台に活躍する先輩を前に、高校生たちは、自分の夢に向かって大きく羽ばたくことを誓いました。