子どもがかかりやすい「マイコプラズマ肺炎」「伝染性紅斑=リンゴ病」患者数が増加 いずれも過去10年で最多の報告に 秋田
子どもがかかりやすいマイコプラズマ肺炎と伝染性紅斑、いわゆるリンゴ病の患者の数が増えています。
最新の調査で、いずれも過去10年で最も多い報告数になりました。
6日までの1週間に、県が定点とする8つの医療機関で確認されたマイコプラズマ肺炎の患者の数は42人でした。
また、妊婦が感染すると胎児に影響したり流産の危険性が高まったりする伝染性紅斑、いわゆるリンゴ病の患者の数は、県が定点とする13の医療機関で54人です。
いずれも前の週から増えていて過去10年で最も多い報告数になりました。
飛まつが主な感染経路で、対策が徹底されていたコロナ禍に生まれ育った子どもが多くかかっていることも患者数増加の要因の一つだとみられています。
また、インフルエンザの5倍の感染力をもつとされる百日せきの患者は県内で新たに65人確認され、こちらも高い水準が続いています。
子どもがかかりやすいとされる感染症ですが、北秋田保健所管内の高齢者施設で集団発生が1件確認されました。
高齢者施設での集団発生の報告は2010年の統計開始以降、先週に続いて2件目です。
県はいずれの感染症も基本的な予防対策が大切だとして、手洗いやせきエチケットを心がけるよう呼びかけています。