鈴木知事 県産米の生産面積を増やし「産地としての責務を果たす」スタジアム整備の費用負担についても言及 秋田県議会

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秋田 2025.06.03 18:10

秋田県議会では、3日も一般質問が行われ、鈴木知事は「コメの需要が増えていることをきっかけに、県産米の生産面積の増加で産地としての責務を果たす」と述べました。

また、スタジアム整備の県の費用負担について、公益性や持続性を見極め判断する考えを示しています。

3日の県議会・一般質問で、コメの価格高騰について質問を受けた鈴木知事は、農家の所得向上のチャンスだという考えを示したうえで、次のように述べました。

鈴木 知事
「県としましては、農業団体等との連携のもと、需要の増加を契機として、あきたこまちRの安全性やサキホコレの特別栽培といった環境負荷低減への取り組みを前面に打ち出し、生産面積の増加はもとより、輸出の拡大も視野に入れつつ、コメの主産県としての責務を果たしてまいります」

また、鈴木知事は、スタジアム整備について、基準が満たされスケジュールに遅れが生じない実現可能な案であれば、改修を否定するものではないと述べたうえで、県の費用負担については、秋田市とブラウブリッツ秋田との協議を踏まえて判断する考えを示しました。

鈴木 知事
「公益性や広域性があるか、維持管理運営の持続性が確保できるかなども見極める必要があります。今後、費用負担のあり方について、市から考え方が示され、県民の理解を前提に、3者で合意が図られれば必要な支援を行ってまいります」

県議会・一般質問は、4日も行われます。