編み笠や頭巾の踊り手がしなやかに…ユネスコ無形文化遺産の「西馬音内盆踊り」 幻想的な踊りに観光客うっとり 秋田・羽後町
ユネスコの無形文化遺産にも登録されている羽後町の西馬音内盆踊りが、16日に始まりました。
お囃子が響き渡る中編み笠や頭巾をかぶった踊り手たちが幻想的な踊りを披露しました。
毎年8月16日から18日までの3日間開かれる羽後町の西馬音内盆踊り。
先祖の霊を慰めるとともに、五穀豊穣などを願う踊りとして約700年の歴史があるとされています。
かがり火がたかれる中、編み笠や亡者を思わせる彦三頭巾を被った踊り手たちが、端縫いと呼ばれる衣装や浴衣を身にまとい、幻想的な舞を披露しました。
盆踊りは抑揚のあるリズムの「音頭」と流れるような優美な踊りの「がんけ」で構成されています。
囃子方の三味線や笛、それに地口と呼ばれるユーモアを交えた音頭の歌詞に合わせるのが特徴です。
「ほら~一杯機嫌で踊りこ踊たばみんなに褒められた~あーそれそれ、いい気になりゃがてほおかぶり取ったれば息子に怒られた~キタガサッサー、フォーフォー」
盆踊り初日の16日は、県の内外から5万人を超える観光客が訪れ、国の重要無形民俗文化財でユネスコの無形文化遺産にも登録されている西馬音内盆踊りを楽しんでいました。
2階の観光客
「ほら見れば見るほどやさしい踊りで容姿もおだやかにあ~それそれ」
秋田市から
「すばらしかったです」「一つひとつの動きにうっとりするものがありました」
秋田市から
「手を動かす、指先の使い方とか所作がすごいきれいで」「できるなら自分もやってみたいなと思うぐらいすてきな盆踊りです」
世代を越えて脈々と伝え継がれてきた西馬音内盆踊り。
訪れた観光客を魅了する踊りは、最終日の18日の夜も披露されます。