県北部を中心に大雨 道路冠水や住宅浸水… 一部地域には避難指示 引き続き土砂災害などに警戒を 秋田
県内は北部を中心に大雨となり、道路の冠水や住宅の浸水被害も確認されています。
北秋田市と能代市の一部地域には避難指示が出されていて、気象台は引き続き土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。
秋田市中心部では6日夜、雨脚が強まり竿燈まつり最終日の3回目の演技が中止になりました。
午後9時までの1時間に26.5ミリの強い雨が降っています。
土屋弘樹記者
「午前6時ごろの大館駅前です。この時間雨が強まって来ました」
7日午前は県の北部を中心に降水量が増えました。
三種町下岩川では、県が設置した雨量計で午前5時すぎまでの1時間に85.0ミリの猛烈な雨を観測しています。
北嶋大聖記者
「この先なんですが、水路などからあふれた水で道路が冠水してしまっています。」
水路があふれ、稲が水につかっている田んぼもありました。
山﨑愛子記者
「北秋田市の摩当川です。一時はあちらの茶色い草のあたりまで水位が上がっていたとみられます」
住宅の床下浸水は、北秋田市で2件、上小阿仁村で1件確認されています。
北秋田市は摩当地区の90世帯226人を対象に、能代市は二ツ井町田代地区の33世帯66人と濁川地区の3世帯3人に、警戒レベル4にあたる避難指示を出しています。
JRは羽越線と奥羽線、それに花輪線で運休や遅れが相次ぎ、今も運転を見合わせている列車があります。
大雨のピークは過ぎつつありますが、8日にかけて大気の状態が非常に不安定な状況が続く見込みで、県内では局地的に非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象台が引き続き土砂災害などに警戒するよう呼びかけています。