”あじさい寺”として人気の雲昌寺 猛暑・少雨を乗り越え今季は境内一面に 観覧は土曜日から 秋田・男鹿市
梅雨入りを前にあじさい寺として親しまれている男鹿市北浦の雲昌寺では14日土曜日に恒例のアジサイ観覧が始まります。
前の年の暑さと雨の少なさが影響して、去年は花芽が十分につきませんでしたが、今年は境内一面のアジサイが楽しめそうです。
古仲宗雲 副住職
「去年の倍くらいは花芽ついてるんじゃないかな、もしかして倍できかない位付いているかもしれませんね」
梅雨の時季に境内が鮮やかなブルーに染まる男鹿市北浦の雲昌寺です。
14日土曜日に始まるアジサイ観覧に向け、古仲宗雲副住職が12日も朝から手入れを行っていました。
おととし夏の記録的な暑さや雨の少なさなどが影響し、去年、花数が例年の6割ほどに落ち込んだ雲昌寺。
また一面に咲き誇る姿を目指して、古仲さんはこの1年愛情をこめてアジサイの手入れを続けてきました。
猛暑を乗り越え命を繋いできたアジサイのため今年、古仲さんが用意したものがあります。
「これが灌水チューブというもの向こうから 境内350メートルくらい這わせて水の管理ができるように」
暑さ対策として新たに水やりの設備を整えました。
「初めてやってみました。去年おととしの夏の暑さと水の少なさですよね。なにやってもかにやっても本当に一株に10分くらいだーっと水まいたとしても次の日にはくたーっとなってたので為す術なしの状態だったので」
多い年には、ひと月ほどの観覧期間に5万人を超える観光客が訪れる雲昌寺。
地域の住民も、賑わいを心待ちにしています。
「毎日賑やかになってありがたいです。日頃ほれ、誰も人通り少なくて。活気づくす、年寄りがたね」
1株のアジサイから始まり、わずか20年余りでその美しさが国の内外に知られるまでになったあじさい寺。
「今年はこれですけど来年咲かないかもしれないので、本当に一期一会で もう来年咲かないんじゃないかなっていうふうな気持ちで実はやってるんですよね」
関向アナ
「色付き始め見てどうですか?」
古仲さん
「感無量ですね。 おととしの夏の状態から2年待たないと復活できないので、2年かけて復活させたようなところがあるので。長かったです 本当に長かった。でも応えてくれて、来てくれる方の喜ぶ顔を見るのが今から楽しみですね」
アジサイ観覧はあさってからで、見ごろを迎える頃にはなまはげ館とを結ぶシャトルバスも運行して今年も多くの観光客を出迎えます。