大館市の80代女性 現金4600万円をだまし取られる 警察官を名乗る相手からの電話がきっかけ

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秋田 2025.05.01 11:51

警察官を名乗る相手からの電話をきっかけに、大館市の女性が、現金4600万円をだまし取られました。

女性は、相手の指示に従い、紙袋などに現金を入れて自宅前に置き、そのまま持ち去られました。

大館警察署の調べによりますと、大館市に住む80代の女性は、約2か月前の3月上旬、中央警察署の警察官を名乗る相手から電話があり「犯人からあなたの口座に40万円の振り込みがある。あなたを共犯者とみている。取り調べる必要がある」などと言われました。

さらに別の警察官を名乗る相手から電話があり「口座に入っているお金は盗まれる可能性がある。お金を少しずつ下ろした方が良い」などと言われたため、女性は金融機関から現金を引き出します。

その後も相手から「自宅でお金を管理するのは危険だ」「警察で調べる」などと言われ、相手の指示に従い、先月30日までに3回に渡って紙袋などに現金を入れて自宅前に置き、そのまま持ち去られました。

だまし取られた現金は、合わせて4600万円にのぼります。

警察は、警察官が金融機関から現金を引き出すように指示したり、電話で取り調べをすると告げたりすることはないとして、詐欺の被害に注意するよう呼びかけています。