鹿角市議会議員のハラスメント問題 笹本市長「ハラスメントと決別」改革への意欲示す 秋田
今年2月までの任期だった鹿角市議会議員1人が市の職員にハラスメントをしていた問題で、鹿角市の笹本真司市長は、「市民に鹿角市政が変わったということを議会と協力しながら示していきたい」と述べ、改革への意欲を示しました。
パワハラ問題で不信任決議を受けた鹿角市の関厚前市長が2月に解散した鹿角市議会をめぐっては、政治倫理審査会、政倫審が“議員”1人の言動をハラスメントと認定しています。
報告書の内容は、まだ公表されていませんが、市の職員に過大な要求を含む高圧的な言動があったとしています。
4月の選挙で当選した笹本真司市長は、25日の記者会見で、「ハラスメントと決別し、市役所と議会が協力しながら良好な職場環境を作る必要性」を述べました。
鹿角市 笹本真司 市長
「しっかり決別して、いい方向をちゃんと作れるかどうかというところが、市政・議会の信頼に最もつながってくると思いますので、行動でしっかりと、あと結果ですね、しっかりと、市民のみなさまに鹿角の市政は変わったんだというところを議会と協力しながら示していきたいなと思います」
笹本市長は、ハラスメントが認定された“議員”と同じく、今年2月まで市議会議員を務めていました。
自らは、調査の対象とはなっていません。
ハラスメントをした“議員”の名前や具体的な言動をまとめた報告書は近く公表されます。