知り合った相手の大麻受け取りを容認…20代の元巡査が書類送検 県警本部が議会で陳謝 若手県警職員に新たな研修を開始 秋田
知り合った相手が大麻を受け取ることを容認したなどとして、県中央部の警察署に勤務していた20代の元男性巡査が書類送検されたことを受け、県警本部は議会で陳謝しました。
県警察本部 小林稔本部長
「県民の安全・安心を守るべき警察官がこれらの被疑事案を起こしたことは憂慮すべき事態であり県警としても重く受け止めております。警察への信頼を大きく失墜させてしまったことに対して深くおわびを申し上げます」
県議会の教育公安委員会で報告されたのは、県中央部の警察署に勤務していた20代の元男性巡査の書類送検についてです。
県警監察課によりますと元男性巡査は去年10月、飲食店で知り合った男から大麻の売人を検挙するよう持ち掛けられました。
元男性巡査は取り引きの現場には行きませんでしたが、大麻を受け取ることを容認した麻薬特例法違反の疑いです。
また去年11月、県中央部の国道をバイクで走行中転倒事故を起こしたにもかかわらず警察に届け出なかった上、草地にバイクを捨てたとして道路交通法違反などの疑いも持たれています。
元男性巡査は停職6か月の懲戒処分を受け、依願退職しています。
県警では元警視がストーカー規制法違反の罪などで起訴されていて、小林稔本部長は「県民の信頼回復に努めてまいります」と述べ、若手職員に対する新たな研修をきょう始めたと説明しました。