夏の甲子園出場の金足農業 中盤で見せた”お家芸”でベスト8進出 高校野球・秋の県大会 秋田
来年春のセンバツ甲子園につながる高校野球・秋の県大会です。
予選を勝ち抜いた16チームによる本戦が始まりました。
先月、夏の甲子園に出場した金足農業は中盤で見せた”お家芸”でベスト8に駒を進めました。
11年ぶりのセンバツ出場を目指す大曲工業と対戦した金足農業。
先発はエースの斎藤です。
夏の甲子園では優勝した沖縄尚学を相手に4回をノーヒットに抑えました。
兄は7年前、甲子園でサヨナラ2ランスクイズを決めています。
その斎藤に対して大曲工業は初回、先頭打者の佐々木颯羅がヒットを放ちます。
2番・佐々木俊之介は送りバント。
エラーで、ノーアウト3塁1塁とチャンスを広げます。
ここで3番・佐々木愛仁。
サードへの痛烈な当たりで大曲工業が先制します。
その後は互いにヒットが生まれず迎えた4回ウラ。
金足農業の先頭は4番・鶴田。
チーム初ヒットは、ライトオーバーのスリーベース。同点のチャンスを迎えます。
その後1アウト3塁2塁として7番・髙橋孝士朗。
自らも生きるセーフティースクイズで同点に。
なおも3塁2塁で8番・斎藤。
兄譲りのスクイズで勝ち越しに成功します。
さらに9番・芹田も…
3者連続のスクイズなどでこの回、4点をあげます。
金足農業は続く5回もノーアウト3塁2塁と追加点のチャンスを作り、5番・武藤。
手堅く1点を加えます。
その後、1アウト3塁1塁で8番・斎藤がこの日2つ目のスクイズを決め大曲工業を突き放しました。
その後は投手リレーで追加点を許さず。
コールドゲームで初戦突破です。
金足農2年 斎藤遼夢投手
「バントで必ず点数を取るっていうのを練習してきたので、必ず決めなきゃいけないっていうので決めることが出来たと思います」「秋田県でまず一番になって東北大会に行けるように頑張っていきたいと思います」
そのほかの試合結果です。
秋田南は秋田工業に逆転勝ちで準々決勝進出。
秋田中央は4回以降、横手から毎回得点をあげ、突き放しました。
秋田と大館桂桜の一戦は延長タイブレークの末、秋田が11回に大量8点を奪い、試合を決めました。
13日は1回戦残りの4試合が行われ、ベスト8が出そろいます。