記録的な大雨 農林水産関係の被害額は現時点で13億円超 鈴木知事は国に激甚災害への指定を求める考え改めて示す 秋田
19日からの記録的な大雨の被害の状況について、鈴木知事が県議会に報告し、改めて国に激甚災害への指定を求める考えを示しました。
鈴木知事は、26日開かれた県議会の県政協議会で、今回の記録的大雨による被害状況を報告しました。
今月19日からの大雨では、仙北市や能代市などで住宅の半壊、床上・床下浸水が合わせて82棟で、また28の事業所で浸水や機械設備の被害が確認されています。
農林水産関係の被害額は26日午前10時時点で約13億6,000万円にのぼっています。
ただ農作物などの被害については調査中で、今後、さらに被害額が増えるとみられています。
24日、仙北市の被災地を視察した鈴木知事。
改めて、国に激甚災害への指定を求める考えを示しました。
鈴木知事
「激甚災害に関しましては、本県選出の国会議員を通じながら、しっかり国に要望しているところでございます。 全国的に大雨が発生をしていて、その地理的に限定はしないという方向性が国からも示されていますので、しっかりその中に入れ込んでもらえるように、こちらから強く要望していきたいと思っています」
県では、被災者に対して、住宅の応急修理費用の一部助成や見舞金の給付などの支援を行うことにしています。