"絶好調男"と"ハンカチ王子"が秋田に!野球を通して学んだことは?一流になるには?「世界少年野球大会」前にトーク
世界中の野球少年たちが集まる野球大会が、7月から大仙市で開催されるのを前に、25日、大会を盛り上げようと、トークイベントが開かれました。
ゲストには、「絶好調男」こと中畑清さんと、「ハンカチ王子」の愛称で親しまれた斎藤佑樹さんが招かれ、野球を通して得たかけがえのない経験について語りました。
明治時代にいち早く学校教育に野球を取り入れたことから、少年野球発祥の地と呼ばれている大仙市で行われたトークイベント。
斎藤佑樹さん
「大体みんな袖で(汗を)拭くじゃないですか。袖で拭くと、やっぱり投げているとびちょびちょになって、特にピッチャーってそうなんですけど、腕を振っているとびちょびちょになって、腕が落ちてくるんですよ、袖が。当時、僕、長袖着ていたので、ここで拭いてびちょびちょになると落ちちゃうからって言って、ハンドタオルをここに入れて拭いていたんですけど」
招かれたのは、読売ジャイアンツで活躍し、横浜DeNAベイスターズで監督を務めた中畑清さんと、日本ハムファイターズで投手として活躍した斎藤佑樹さんです。
斎藤佑樹さん
「(海外との交流で)世界が広く見えるっていうのは、今後の社会とか人生においてすごく大きいことかなって僕は思いますね」
トークイベントは、日本を含む10の国や地域の野球少年たちの交流を目的として、7月30日から8月7日まで大仙市で行われる「世界少年野球大会」を盛り上げようと開かれました。
大曲農業高校野球部の選手と交流する一幕も。
中畑清さん
「どんな選手に憧れているんだって中畑は質問しているの」
菅原一蓮 主将(捕手)
「中畑さん」
中畑さん
「全部を見渡して監督代行と言われるような幅広い見方をしなきゃいけないポジションだと思うよ。大丈夫か?名前はなんて言うんだ?」
菅原 主将
「菅原一蓮です」
中畑さん
「一緒にお前といれん?」
時折冗談も交えながら2人が声をそろえて語ったのは、野球を通して得た出会いや経験の大切さでした。
司会
「かけがえのないものと言ったら?何を選びますか」
中畑清さん
「もう仲間しかないでしょ。絆の深い、つながりができた人生の仲間、それしかないね」
斎藤佑樹さん
「好きなものがやっぱりそのまま上手になるし、野球をやっていて一番やらなくちゃいけないなって思うのは、野球人としてちゃんと社会に還元しないといけない、社会に対して影響力のある人間でいないといけないっていうのはすごく思っていて、やっぱり自分の好きなものを極めていった結果、それが自分自身のことだけじゃなくて、社会に対して自分がどう役に立っているのかっていう、そういうことを考えなくちゃいけない」
2人は“仲間やそのまわりの人たちと、苦しみや厳しさを乗り越えて、楽しむことができる人こそが一流になれる”と、訪れた人たちにエールを送りました。