「支援の輪が広がるきっかけに」 ハピネッツの選手やスタッフがボランティアに 大雨被害の上桧木内地区 秋田・仙北市
被災地には連日多くのボランティアが入り復旧の力になっています。
「支援の輪が広がるきっかけになれれば」と26日、バスケットボール・秋田ノーザンハピネッツの選手やスタッフもボランティアに加わりました。
前田顕蔵ヘッドコーチ
「よろしくお願いします」
住民
「こんな暑いときにな。ありがとうございます」
仙北市出身 田口成活選手
「なんでも言ってください。若者なんで、なんでもやります」
住民
「お願いします」
チームで仙北市の上桧木内地区を訪れた秋田ノーザンハピネッツ。
在籍する選手12人のほか、チームスタッフ・フロントスタッフなど総勢24人が3つの班に分かれ、復旧作業を手伝いました。
田口選手
「おもてー」
物置としていた1階が水に浸かったこちらの住宅では、24日に秋田に到着したばかり、レバノン出身の新加入、アリ メザー選手の姿も。
加入後最初の活動がボランティアでした。
アリ メザー選手
「チームとして困っている人を助けるのは素晴らしいし、それをチーム全員でできていることが素晴らしい」
4日後に新シーズン初のプレシーズンマッチを控える中、チームの練習を中止してのボランティア活動は、前田顕蔵ヘッドコーチの発案でした。
前田HC
「選手にも見てほしいですし、感じてほしいですし、それが少しでも被災された方の力になればいいなと思いますし、それを通して、ボランティアの人も少しでも増えればいいなというとこですね」
終わりが見えない復旧作業。
そのなかでもボランティアの力が生活再建へ向けた大きな支えになっています。
中島星子さん
「私たち身内何人かだけだったらそんなに進まないところ、毎日たくさんの方が来ていただいて予想以上に前進してるなってのは日々感じています」
田口選手
「1すくい1すくいを数多くこなして助け合いをしながら僕たちが次シーズン入れば、自分たちのためになるという思いをこめて1すくい1すくいがんばりますので」
前田HC
「孤立するのが一番しんどいと思うので県民のみなさんの優しさ、ここに人が来て継続的に助ける人が来て少しずつ助かっていけばいいなという思いが強いですね」
菅原選手
「午後もまた来ます」
住民
「また来てね」
ハピネッツは自分たちの活動で「支援の輪が広がるきっかけになれれば」と話しています。