秋田港と韓国・釜山を結ぶ国際コンテナ航路が30周年 低迷する貨物の取り扱い量の回復目指し利便性PRへ 秋田県

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秋田 2025.05.27 18:09

秋田の海の玄関口=秋田港に韓国・釜山とを結ぶ国際コンテナ航路が開設されて今年で30周年となります。

コロナ禍以降貨物の取り扱い量が低迷する中、県や物流事業者は記念式典の開催や知事によるトップセールスなどで秋田港の利便性をPRしていくことにしています。

県や物流事業者などでつくる協議会は27日、秋田港の国際コンテナ航路開設から30周年を迎える今年11月、秋田市で記念式典を行うことなどを確認しました。

1995年に開設された韓国・釜山とを結ぶ定期コンテナ航路。

現在は週5便が運航しています。

2019年には過去最高となるコンテナ5万本余りに相当する貨物の取り扱い量がありました。

しかし、コロナ禍以降、港湾での積み込み業務の停滞などで貨物量は低迷していて、去年はコンテナ3万本相当に留まりました。

秋田県環日本海交流推進協議会 辻良之会長
「急激な円安に加え、トランプ関税の対応等複雑な国際情勢となっておりますが、それぞれの部会の事業を通じて秋田を環日本海交流の拠点へ成長させることができますよう引き続き皆様のご支援をよろしくお願いします」

協議会は取り扱う貨物量の早期回復を目指し、首都圏の物流事業者に対して知事によるトップセールスを行うなどして秋田港の利便性をPRしていくことにしています。