お盆の帰省シーズンにあわせた「二十歳を祝う式典」 小坂町では24人が出席 夢や目標を胸に力強く歩むことを誓い合う 秋田
お盆の帰省シーズンにあわせて、県内では金曜日にかけて多くの市町村で「二十歳を祝う式典」があり、12日は大潟村と小坂町で式典が行われました。
小坂町では、出席者が明治時代に建てられた芝居小屋=康楽館ならではの催しも楽しみながら、久しぶりの再会を喜び合い、それぞれの決意を新たにしました。
いまから115年前の1910年=明治43年に建てられた康楽館で開かれた「小坂町二十祭」。
2004年度生まれで、今年度21歳になる24人が出席しました。
出席者を代表して、大学生の櫻庭聖也さんが誓いの言葉を述べました。
櫻庭聖也さん
「子どものころは『大人になる』とはどういうことなのか実感としてわかなかった部分もありましたが、いまはその責任や覚悟を少しずつ感じています。これからは社会の一員として自分が持っている力を最大限に発揮し周りの人々とともに社会に貢献していきたいと強く思っています」
成人年齢が、3年前に18歳に引き下げられ、式典の名前が変更された市町村が多くありますが、本人たちにとっても、成長を見守ってきた家族にとっても特別な1日であることに変わりはありません。
式典の会場が、芝居小屋であることならではの催しも。
出席者たちは、康楽館で行われている定期公演=常打芝居を鑑賞し、みんなで節目の日を祝いました。
小坂町の会社員
「地元の友だちがみんな集まって、久しぶりに会えた友だちもいるので、そこがうれしいかなあと。先生たちにも会えたことがうれしいかなと思います」
福島の大学生
「大学生なんで社会人出るまでにいろんなことに、自分が苦手だと思うことに、どんどんチャレンジしていきたいなと思っています」
仙台市の大学生
「劇も小坂盛りあげてると思うんですけど、自分たちが今後この小坂町を盛り上げられるようなことを積極的にしていきたいなと思います」
小坂町の会社員
「ここまで育ててくださったことを感謝したいと思います」
青森市の大学生
「これまでの家族とか友人への感謝の気持ちがすごく改めて感じて、あと自分がこれから大人としての責任をもって生きていかなきゃいけないなというのをしみじみと感じた日になりました」
小坂町の会社員
「もう自分ひとりだけの人生じゃないので、旦那と協力しながら子どもを守っていけるようにがんばっていきたいなって思います」
旧友との久しぶりの再会を喜ぶとともに、大好きなふるさとや将来への思いを新たにした若者たち。
夢や目標を胸に、それぞれの道を力強く歩んでいくことを誓いあいました。