昨年度は全国最下位に…秋田県の最低賃金 鈴木知事「可能な限りアップしてもらいたい」
今回の参議院選挙では「賃金アップ」に関しても、各党がそれぞれの公約を掲げていて、争点の一つになっています。
昨年度、県の最低賃金が全国最下位だった中で、14日、今年度の最低賃金審議会も始まりました。
鈴木知事は「可能な限りアップしてもらいたい」と述べました。
最低賃金は、企業などが労働者に支払う給料の最低ラインを示す額です。
昨年度は、全国平均の1,055円に対し、秋田県は全国最下位の951円で、100円以上の開きがありました。
これについて、14日の定例記者会見で、鈴木知事は。
鈴木 知事
「これが非常に強いメッセージに、ネガティブなメッセージになってしまいましたので、今年こそはぜひ、私が決めることじゃないんですけども、最低賃金審議会さんの方では、可能な限りアップをしていただきたいなと私としては思っています」
今年度の県の最低賃金を決定する審議会が、14日、始まりました。
鈴木知事は、賃上げによって影響が出る職種・業種を見極めた上での支援について言及しました。
鈴木 知事
「私も周りの経営者とお話していると、意外と、大きく上がってもうちは大丈夫というところも増えてきているんですよ。なので、その最低賃金が上がることで大変困る人たちはどういう人たちなのかというのを、それこそ解像度を上げて、そうしたところにしっかりと支援をすることによって、大きく上がる余地はあるんじゃないかなと、県としては考えております」
また、投票日まで1週間を切った参院選について、鈴木知事は、自民党の中泉松司氏を個人的に応援する姿勢をこれまでも表明していますが、公務のスケジュールを理由に、選挙期間中に応援演説に立つのは難しいと述べました。