教員の時間外労働 市町村立中学校の平均が1か月の上限の45時間超 ICT活用で業務の効率化へ 秋田

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秋田 2025.09.01 19:05

県内の教員の時間外労働について、県教育庁は昨年度、市町村立の中学校の平均が1か月の上限の45時間を超えたと発表しました。

ICTの活用などで業務の効率化を進めていくことにしています。

県教育庁のまとめによりますと、昨年度、教員の1か月の時間外労働の平均は、最も長かったのが市町村立の中学校で45.9時間、次いで県立高校が42.3時間、県立中学校が41.3時間、市町村立の小学校が31.8時間でした。

1か月の上限の45時間を超えた割合は、市町村立中学校が最も高く、半分近い47%に上っています。

全体の平均も30.3%と高い水準です。

中学校や高校では、部活動の指導も時間外労働が長くなる要因の1つとみられています。

県教育庁は情報通信技術 ICTの導入を進めていて、書類の作成や採点など事務作業の効率化を図ることにしています。

また、教職員をサポートする専門スタッフの配置や中学校の部活動における地域移行の促進などにより、長時間労働の是正につなげたい考えです。