ワイン用ブドウの収穫が盛ん 今年は糖度が高く品質の良いブドウに 生産者がワイナリーへの出荷を見送る 秋田・横手市
収穫の秋を迎え横手市ではワイン用のブドウの収穫が盛んに行われています。
12日はワイナリーへの出荷にあわせて生産者などが集まり出発式を行いました。
まばゆい日差しを浴びて今年もたわわに実ったブドウ。
リースリングと呼ばれる白ワイン用の品種です。
横手市大森町では国内大手のワインメーカーメルシャンと契約し、4戸の農家がおよそ2.5ヘクタールの畑で栽培に取り組んでいます。
乾燥した気候を好むとされるワイン用のブドウにとって、今年の夏は栽培に適し、糖度が高く品質の良いブドウに仕上がっているということです。
大森産ブドウのワインぶどう生産組合 讃岐孝夫 組合長
「雨が降ると降り続き、晴れれば晴れて、本当にこの天候不順には私たちも手を焼いています」「大きい房ができて喜んでおります」
12日はワイナリーへの出荷にあわせて生産者などが集まり出発式を行いました。
白ワイン用に加え赤ワイン用のブドウも試験的に出荷されていています。
讃岐孝夫 組合長
「このブドウは山梨県の勝沼で大森産ブドウのワインとして春には戻ってきます。楽しみに待ちましょう」
40年近く親しまれてきた大森産のブドウ。
12日は9トンあまりのブドウが山梨のワイナリーへ向けて出発しました。
今年は20トンほどの出荷が見込まれていて、収穫作業は来週まで続きます。