鹿角市でリンゴの摘花作業がスタート 今年は順調に多くの花が…農家は実りの秋に期待寄せる
県内有数のリンゴの産地、鹿角市で、リンゴの余分な花を摘み取る摘花作業が始まっています。
例年よりも多くの淡いピンクに白の可憐な花が咲き始め、農家は実りの秋に期待を寄せています。
鹿角市十和田大湯にある佐藤一さんの果樹園では、リンゴの木から余分な花を摘み取る、摘花作業が、12日始まりました。
摘花をすることで、リンゴの実に集まる栄養分が増え、よりおいしいリンゴに育ちます。
今年だけでなく、来年のリンゴの出来にもつながる大切な作業です。
佐藤秀果園 佐藤一さん
「6月、7月に来年の実がなる芽ができるんですけども、その芽ができるのにも大きな影響がありますので、できるだけ負担を木の負担を軽くしてあげることがいいと思います」
つまり、今咲いている花は去年の夏ごろに出てきた芽です。
この冬、鹿角市では例年より多くの雪が降り積もり、春もぐずついた天気が多くなったものの、去年の夏ごろは天候に恵まれていました。
そのため、今年のリンゴの花は、いま順調に咲き始めています。
佐藤一さん
「今年は花の量も多いので実のなりも十分かと思うので、楽しみな秋になると思います」「いい時期にしっかり手入れをしておいしいリンゴをみなさんに届けたいなと思います」
実りの秋を期待して、佐藤さんの果樹園での摘花作業は1週間ほど続くということです。