風車の一部で周囲への立ち入りを制限 秋田市新屋の羽根の落下事故を受け 秋田県

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秋田 2025.05.19 18:04

今月2日に秋田市新屋で発生した、風車の羽根の一部が落下する事故を受けて、県が、県有地にある一部の風車について、周囲への立ち入りを禁止する措置を取ったことが分かりました。

鈴木 知事
「当面、ずっとということではないと私は認識しておりますけれども、まずはちょっと緊急的に、不安が今高まっている状況ですので、人が入る可能性のあるところについては、制限をさせていただくと」

今月2日に秋田市新屋で発生した風車の羽根の一部が落下した事故では、午前10時7分ごろ、羽根が折れるとともに“異常な振動”を知らせるアラートが作動したとみられています。

この風車では、3月に落雷が検知されていましたが、その後の地上からの目視点検では、異常は見つかっていませんでした。

この事故を受けて、鈴木知事は、今月16日から、県有地にある7事業者の38基の風車のうち、容易に立ち入ることができる3基について、周辺への立ち入りを制限したと明らかにしました。

3基は、能代港の緑地公園内と工業用地にそれぞれ1基、由利本荘市の本荘港にある1基です。

立ち入りを禁じる旨を伝える看板を設置したということです。

なお、県は、それぞれの事業者による安全確認が完了次第、立ち入り制限を解除することにしています。