風車の羽根落下事故から1週間 設置事業者が沼谷市長に事故の発生を謝罪 市長は事業者と共に原因究明と再発防止に取り組む考え示す 秋田市

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秋田 2025.05.09 18:10

秋田市の沼谷市長と面会したのは、秋田市新屋に風車を設置した東京のさくら風力の盛高健太郎社長など2人です。

さくら風力は今月2日に風車の羽根が落下した事故について、8日も秋田市役所を訪れ市の担当者に謝罪しています。

原因の究明を急ぐともに、支柱に残ったままの羽根の撤去を最優先に進めることにしています。

さくら風力 盛高健太郎社長
「さくら風力の盛高でございます。この度は重大な事故を起こし、地元の皆様に多大なるご迷惑をおかけし不安な思いをさせてしまいまして誠に申し訳ございません」

沼谷市長
「秋田市としては謝罪を受けるのではなく、むしろ事業者の皆様と一緒にあの今回のこの事故に関して原因を究明していくと、そしてまたそのことを次の教訓として再発防止につなげていくということをやっていかなければならない立場だという風に思っています」

8日と同様、面会は冒頭を除いて非公開で行われました。

さくら風力との面会を自ら希望したという沼谷市長は、面会終了後に取材に応じ次のように述べました。

沼谷市長
「まさにこのことを大きな教訓として、どのように次に進めていくかと、どのような検証をしていくかということについてしっかりと事業者の方々とも信頼関係を持ちながらこれをやっていかなければ、何かその一方的に悪者にするとか、そういうことだけではこれはよくないというふうに思いましたので直接お会いしたというふうに考えました」

原因究明と再発防止を急ぎたい考えの沼谷市長。

今回の事故について、現行の法律や安全基準に基づいた設置・点検ができていたのか、その法律や安全基準に不備がなかったのかをしっかり明らかにしていきたいと話しています。