夏の高校野球秋田大会 14日から3回戦 強力打線光る大曲と明桜が対戦 準々決勝進出を決めたのは…?
12日にベスト16が出そろった高校野球・夏の秋田大会は14日から3回戦です。
秋田市のさきがけ八橋球場では、前の試合で2桁安打の猛攻をみせた大曲と、おととし夏の優勝校・明桜が対戦しました。
2回戦で大曲農業に14安打13得点で快勝した明桜。
2回戦で14安打13得点、秋田北鷹を下し勝ち上がってきた大曲。
強力打線が光る両チームが3回戦で顔を合わせました。
その得点力を初回から発揮したのは明桜でした。
1番・井上と2番・糸井の連打でノーアウト3塁1塁のチャンスを作ると、打席には3番・鳥山。
ショートゴロの間に1点を先制。
この後も1点を加え、初回から2点を挙げます。
続く2回、先頭バッターはスタメン唯一の2年生・秀崎。
最初のストライクを狙ったというあたりは風に乗ってスタンドへ。
秀崎の高校生活初めてのホームランでリードをさらに広げます。
大量リードを許した大曲。
それでも3回ウラ、ノーアウト1塁で打席にはキャプテンの石川。
このあたりがライト線の上に落ちるツーベースヒットに!
1塁ランナーが3塁まで進み、チャンスを広げると、1アウト3塁2塁として3番・三浦。
飛距離は十分でした。
犠牲フライで大曲が1点を返します。
しかし、その後は、明桜の先発・泉をなかなか打ち崩せません。
変化球を中心にコースを突かれ、5回までに9つの三振を喫します。
守備でもリズムを作れず、6回と7回には、2点ずつを奪われた大曲。
逆境でも根気強く。
おととしの優勝校・明桜に最後まで食らいつきました。
創部初の甲子園出場への夢は後輩たちに託します。
大曲 石川倖大主将
「自分が打ったヒットはきれいなヒットではなかったですし、来た球をがむしゃらに振ったらいいところに落ちてくれたのでやっぱり気持ちで打てたヒットかなと思います。そのヒットがやっぱりみんなの思いがつながった得点だったかなと思います。自分たち3年生が何度も何度も支えてもらったので、そういう頼もしい選手が育っているので、今後の大曲に期待したいと思っています」
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そのほかの試合結果です。
秋田西は大館国際との乱打戦を制し17対10で8回コールド勝ちを収めました。
今年春の県大会王者・能代松陽は角館に6対5で逆転勝ち。
第4シードの秋田南は大館桂桜に7対1で勝って2年連続のベスト8入りです。
あすも3回戦4試合が行われます。