百日せき患者の1週間の報告数が過去最多 累計では半年たらずで最も多かった年の3倍以上に 手洗いやマスク着用で対策を 秋田
乳児がかかると重症化して死に至る恐れもある百日せきの患者の1週間の報告数が、最新の調査で過去最多になりました。
今年の累計はすでにこれまでで最も多かった年の3倍以上に達しています。
県のまとめによりますと、子どもがかかりやすく乳児は重症化して死に至る恐れもある百日せきの患者の報告数は、先月、6月29日までの1週間で94人でした。
過去最多の報告数です。
今年の累計は654人で、全数把握を初めた2018年以降最も多かった2019年の194人の3倍以上に半年足らずで達しました。
百日せきと同じように伝染性紅斑、いわゆるリンゴ病やマイコプラズマ肺炎など子どもがかかりやすい感染症の患者が、例年に比べて多い状況です。
感染対策が徹底されていた、コロナ禍に生まれ育った子どもが多くかかっていることも要因の一つだとみられています。
県は手洗いや場面に応じたマスクの着用などを改めて心がけるよう呼びかけています。