全県の高齢化率 初めて40%超え 秋田

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秋田 2025.09.15 09:07

9月15日は敬老の日です。7月1日現在の県人口およそ88万2000人のうち35万5000人余りが65歳以上で、高齢化率がはじめて40パーセントを超えました。

9月15日は老人福祉法の定める「老人の日」で、今年は敬老の日と重なっています。これに合わせて県は県全体と市町村別の高齢化率を発表しました。7月1日現在の県人口は88万1992人でこのうち65歳以上は35万5292人でした。高齢化率は調査開始以来はじめて40%を超えて40・3%となりました。

市町村別で最も高いのは上小阿仁村で59%。次いで藤里町が56・3%、八峰町が53・7%となっています。高齢化率が最も低いのは秋田市で33・5%、次いで大潟村が34・9%、潟上市が36・7%でした。

上小阿仁村の59%は去年と変わりませんでしたがそのほかの24市町村は去年と比べて高齢化率が上がっています。また一人暮らしの高齢者の割合も県全体で9・2%に増えています。

県はすべての高齢者が安心して、自立した生活ができるよう多世代が協力した長寿社会をつくることを目標に掲げています。

なお、県内で100歳以上の高齢者は9月1日時点で962人で、9割近くが女性でした。去年と比べて45人、10年前からは415人増えています。