需要拡大に向けPR 鈴木知事がサキホコレの田植えに挑戦

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秋田 2025.05.18 17:39

県のブランド米、サキホコレをPRしようと鈴木知事が大仙市で田植えに挑戦しました。

サキホコレは今年、およそ1800ヘクタールで作付けされ、9700トン余りの収穫が見込まれています。作付面積、収穫量ともに去年の1割増しに留まっていて県は当初、来年には「作付面積4000ヘクタール・収穫量2万トン」を達成する目標を掲げましたが届かない見通しです。県はコメの価格高騰などによる需要の伸び悩みが要因だとして鈴木知事と農家の交流を通してPRにつなげたい考えです。

農家・齊藤亘さん「知事さんは県の顔でありますし、この植えてもらったサキホコレは県のお米の顔でもありますから大変心強かったです。」

鈴木知事「サキホコレを贈答品としてですね、全国の皆さんに贈っていただきたいとこういう時こそ喜ばれるお土産になると思いますのでみんなでサキホコレブランドを全国へのPRご協力いただければなと思いますよろしくお願いします」

コメの価格に影響を及ぼすのが全農秋田県本部がコメの集荷前に県内の各JAに支払う前払い金=JA概算金です。関係者によりますと今年は最低価格としてあきたこまちの1等米が60キロあたりで去年よりも7200円高い2万4000円、サキホコレは去年よりも8500円高い2万8000円となる方針が既に各JAに示されています。

鈴木知事は「コメの価格高騰は生産者にとってのチャンスと捉えている」として、農家の所得向上に向けても需要拡大へのPRを続けていきたい考えです。