鈴木知事が大雨で浸水被害のあった県北部を視察

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秋田 2025.09.06 17:31

今月2日からの大雨で浸水被害のあった県北部を6日、鈴木知事が視察しました。

4年連続で大雨による被害があった三種町。6日、鈴木知事が農地の冠水被害があった森岳地区などを視察しました。

農作物への被害について調査はまだ続いていますが、三種町を含む能代山本地域の被害額は去年の倍以上の2億円近くまで膨らむ見通しであることが報告されました。

この大雨によるけが人などはいませんでしたが、三種川があふれた影響で下流にある中学校が一時、孤立しました。下校できなくなった生徒などおよそ40人が消防に救助されています。

三種川の上流の河川改修工事が進んだことで今回は下流域に被害が集中するようになったという分析も示され、知事は早期の対応を求められました。

三種町・田川政幸町長「いろんな被害の状況見ながら河川改修のスピードを上げていただきたいと、また改めて県庁の方にお伺いしますのでよろしくお願いします」

鈴木知事「相手は自然ですからね雨量を制御することはできませんので、可能な限りの河川の流量をいかに確保するかですけど、本当に財政的な制約との見合いで考えていかないといけないと思います」

鈴木知事は6日、同じく河川の氾濫があった能代市と上小阿仁村、五城目町も視察していて、早期の災害復旧にむけ支援策を検討することにしています。