地域の安全願う沼入りぼんでん
沼の中心に梵天を立てて地域の安全と五穀豊穣を願う、横手市平鹿町の伝統行事「沼入りぼんでん」が行われました。
「沼入りぼんでん」は横手市平鹿町醍醐の荒処地区に400年以上続くとされる伝統行事です。
梵天の担ぎ手を務めるのは家の新築や厄年、それに子どもの誕生など節目を迎えた男性たちで、今年は高校生から古希を迎える人など6人が参加しました
集落を練り歩いたあと梵天が向かったのは弁財天沼です。
多くの見物客が見守るなか、男性たちは肩まで水につかりながら米俵を飾った長さ4メートルほどの梵天を沼の中心に立て、地域の安全と五穀豊穣を願いました。
参加者「きょう寒くて沼も冷たいのかなと思ったんですけど、沼の中のほうが温かくて。いい1年になれればなと思ってます」
還暦迎え参加「沼に入る行事は(新型コロナで)中止したので、それでリベンジで。満足したね。いま70歳で入った人もいるから負けないように」
梵天は稲刈りが終わるころまで沼から地域を見守ります。