地域の安全願う沼入りぼんでん

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秋田 2025.05.04 17:40

沼の中心に梵天を立てて地域の安全と五穀豊穣を願う、横手市平鹿町の伝統行事「沼入りぼんでん」が行われました。

「沼入りぼんでん」は横手市平鹿町醍醐の荒処地区に400年以上続くとされる伝統行事です。

梵天の担ぎ手を務めるのは家の新築や厄年、それに子どもの誕生など節目を迎えた男性たちで、今年は高校生から古希を迎える人など6人が参加しました

集落を練り歩いたあと梵天が向かったのは弁財天沼です。

多くの見物客が見守るなか、男性たちは肩まで水につかりながら米俵を飾った長さ4メートルほどの梵天を沼の中心に立て、地域の安全と五穀豊穣を願いました。


参加者「きょう寒くて沼も冷たいのかなと思ったんですけど、沼の中のほうが温かくて。いい1年になれればなと思ってます」

還暦迎え参加「沼に入る行事は(新型コロナで)中止したので、それでリベンジで。満足したね。いま70歳で入った人もいるから負けないように」

梵天は稲刈りが終わるころまで沼から地域を見守ります。