参議院選挙が公示 秋田県選挙区では4人が立候補し秋田市で第一声 17日間にわたる選挙運動がスタート
参議院選挙が公示されました。
秋田県選挙区にはあわせて4人が立候補しました。
4人は秋田市で選挙戦最初の街頭演説、第一声をあげました。
17日間の選挙戦のスタートです。
参院選秋田県選挙区に立候補したのは、届け出順にNHK党の新人本田幸久氏43歳、参政党の新人佐藤美和子氏65歳。
自民党の元参議院議員中泉松司氏46歳、無所属で現職の寺田静氏50歳の4人です。
本田幸久氏
「我々令和元年国政政党としてスタートを切りNHKをぶっ壊す、を掲げてまいりました。NHKを見ないのにお金を取られるそんな不都合な制度を許してはいけません。私たちは受信料を払わない選択肢を支援し実際にNHKの集金による訪問を全国で止める成果を出してきました。最終的には見たい人が見る仕組みであるスクランブル放送の必ず実現させます」「秋田よりNHKをぶっ壊~す」
埼玉県で暮らしながらタクシー運転手として働く本田氏。
国政選挙への挑戦は前回、3年前の参院選に続き2回目です。
受信料を支払った人だけがNHKを視聴できるスクランブル放送の実現など、NHK党の主張を県内に浸透させたい考えです。
佐藤美和子氏
「国は高いお金で農家さんにお米をつくってもらえばいいです。一次産業携わる方に高いお金でやってもらえばいいです。そしたら私たちは飢えません。ですので公務員並みの補助金を出す。そういう政策絶対必要だと思います」「私たちが学校選ぶ権利ですね。いろんな学校があって、そこを私たちが選ぶ。そのために予算は学校につけるんじゃなくて、子どもさん親御さん、ひとり一人に配って、そのお金で学校を選ぶ。こういうことをね、実現していきたいと思ってこの場に立っております」
小学校の教員を30年以上務めた経験を持つ佐藤氏は、学校教育のあり方を変えることや、農家への補償の充実を訴えます。
また、企業・団体献金は廃止すべきと主張しているほか、消費税は減税すべきとの立場です。
国益を守るという党の政策の浸透を目指しています。
中泉松司氏
「今までコメは安すぎたし、今は異常に高すぎる。そこをきちんと、生産現場の声と消費者の声を生かして、中長期的に、生産者も再生産可能な価格帯で、これからも営農を続けていける環境をつくる。そして消費者の皆さんも、安心して日本の主食であるコメを、スーパーで手に取ることができる。そういった環境を、何としてもつくっていかなければいけません。そのためには、コメどころの秋田の声が、何よりも大事になってきます。」
中泉氏は自らも農業に取り組んでいます。
コメ政策の転換期に現場の声を国政の場に届けるとアピールしています。
また、人口減少をはじめとした秋田の課題解決のため県と国とのパイプ役を務めると訴える中泉氏。
6年ぶりの返り咲きをねらいます。
寺田静氏
「日々の暮らしを今の政治は本当に見つめているでしょうか。私はそうは思わないんです。しっかりとこの政治を変えて、生活に根差した政治に変えていきたい」「家事、育児、介護、生活の実態を知る一人の女性としてそしてまた県内では唯一の(女性)国会議員として県民の思いや苦しみを代弁し生まれ育ったこの秋田と子どもたちの未来のために一生懸命頑張ってまいります」
介護や育児の支援制度の充実や、子どもたちの学びの場の拡充などを訴える寺田氏。
いまの政治は生活に伴う困難をまったく理解していないと話し、法律の改正や制度運用の改善に奔走してきた実績を強調します。
野党統一候補として初当選した6年前に続き、2回目の当選を目指します。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
立候補の受け付けは3日午後5時で締め切られ、秋田県選挙区は4人による17日間の選挙戦がスタートしました。
参院選の投票日は20日、日曜日です。