山車が坂を駆け上がる「田乃坂越え」でまちが熱気に! 伝統行事・大館神明社の祭典 五穀豊穣や商売繁盛を願う 秋田・大館市
400年以上の歴史を持つ大館神明社の祭典が、10日と11日の2日間行われています。
10日夜は各町内の山車が市内の中心部の坂を一気に駆け上がる「田乃坂越え」が行われ、まちが熱気に包まれました。
大館市で毎年9月10日と11日の2日間行われる大館神明社の祭典。
五穀豊穣や商売繁盛などを願う伝統行事で、400年以上の歴史を持ちます。
「雨祭り」と異名があるほど雨が降ることが多く、昨夜も小雨が降るあいにくの天気となりましたが、各町内の山車が地域で受け継いできた、「大館ばやし」を響かせながら威勢よく、まちをめぐりました。
初日の見どころのひとつが、市内の中心部にある坂を一気に駆け上がる「田乃坂越え」です。
重さが3トンから4トンほどにもなるという、山車を力強く引っ張り上げます。
大館のまちが熱気に包まれる2日間。
まつりは11日夜まで行われ、参加者たちが水をかけあう「祭典祝い水」でクライマックスを迎えます。