木でできた枕や死者の首に巻かれていたペンダント…古代エジプトの珍しい品々約200点を展示 入場者数が2万人を突破 秋田・横手市
古代エジプト3000年の歴史を感じることができる美術展が、横手市で開かれています。
開催から1か月余り、入場者数が、6日、2万人を突破し、記念のセレモニーが開かれました。
横手市の県立近代美術館で開かれている、「古代エジプト美術館展」。
紀元前に約3000年にわたって繫栄した古代エジプト。
会場には、ナイル川流域などで発掘された品々を中心に、約200点が展示されています。
指輪には、古代エジプトの王・ツタンカーメンの名前が刻まれています。
心臓の形のペンダントがついた首飾りは、死者の首に巻かれていたものです。
柴田光太郎アナウンサー
「こちらは古代エジプトの枕です。木でできていて、非常に高いように見えるんですが、昔の人はこれでぐっすり眠れていたんですかね」
高さ約20センチの枕。
当時、枕の主な材料は鉱物だったそうですが、珍しく木で作られたものを見ることができます。
開催から42日目の6日、来場者が2万人を突破し、記念のセレモニーが開かれました。
2万人目となったのは、湯沢市の柴田修子さんと佐藤淳子さん。
友人同士、2人で訪れました。
佐藤淳子さん
「テレビで知っていて、一緒に来たいねっていうことで来ました」
柴田修子さん
「びっくりしました。え、と思って。でもなんか、うれしいなと思いました」
近代美術館 学芸員 鈴木京さん
「秋田県内でエジプトの遺物がみられるっていうのはあまりない機会だと思いますので、この機会にぜひたくさんの方にお越しいただいて、エジプト文化の魅力と、あとは日本との違いとか、そういったところも比べて楽しんでいただけたらと思います」
古代エジプトの文化や歴史を知ることができるこの美術展は、今月29日まで、横手市の県立近代美術館で開かれています。