災害救助用の大型トイレカーを公開 能登半島地震をきっかけに県が導入 県の内外で活用へ 秋田

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秋田 2025.07.30 18:15

能登半島地震をきっかけに、県が導入した災害救援用の大型トイレカーが報道機関に公開されました。

鈴木知事は、有事の際の活用に向けて「まずは訓練で実践して機能を確認していきたい」と述べました。

県が導入した災害救援用の大型トイレカー。

給油をしなくても約1,000キロ走ることができて、長距離の移動が伴う派遣でも重要な役割を果たします。

熊谷奈都子記者
「男性用トイレの入り口はこちらです。そして、女性用トイレの入り口はこちらにあります。男性用と女性用が分かれているため、誰でも安心して使うことができます」

3トントラックの中に3種類のトイレがあり、このうち一つは排せつに障害がある人にも対応しています。

おむつの交換台も備えつけられました。

さらに、車いすのまま入れる設備も。

阪神淡路大震災で被災した経験がある鈴木知事は、有事の際の活用に向けて設備などを丁寧に確認していました。

担当者
「家庭用の電源コードがあって差し込みできるようになっておりますので」
鈴木知事
「換気扇と電気、電灯と…エアコンと、ウォシュレットもついてるんだ」
担当者
「屋根にソーラーパネルがついておりまして、ソーラーについては照明ですとか、そういったもので対応できるようになっています」
鈴木知事
「微弱なほうは、ソーラーで」「これ取れないときも電灯はつく、明かりはつく」
担当者
「はいそうですね、太陽光ソーラーパネルで」

鈴木知事
「回数が800回程度、タンクの容量の限界ですね、そこがやっぱり少し、あまり大きい避難所だとやっぱり何台も必要だろうなというふうに感じました。これから県内で、様々な訓練で、まずは実践投入をしていって、その機能については確認していきたいというふうに思っています」

去年発生した能登半島地震では、避難所でのトイレ不足が深刻な課題となっていました。

県は災害が発生した際、県内はもちろん、県外からの応援要請にも応じてトイレカーを活用する方針です。