余分な食品を支援に フードドライブの回収ボックスがコンビニに フードロス削減にも期待が 秋田・大仙市

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秋田 2025.09.17 18:04

家庭で余った食品を集め支援を必要としている人に届けるフードドライブの回収ボックスが、県南地区のコンビニエンスストアに設置されました。

県内でも広がりを見せている支援の輪。

フードロスの削減にもつながることが期待されています。

フードドライブの回収ボックスが設置されたのは、コンビニ大手セブン-イレブンの県南地区の30店舗です。

17日は大仙市の中心部にある店舗に関係者が集まり、記念セレモニーが開かれました。

「それでは、お願いします」

フードドライブは家庭で余った食品を集め、支援を必要としている人に届ける取り組みです。

セブン-イレブンは、県の社会福祉協議会と去年の10月に協定を結び、県内各地の店舗に回収ボックスの設置を進めてきました。

入れることができるのは賞味期限まで2か月以上あり、常温で保存できるレトルト食品や缶詰などの未開封の食品です。

集められた食品は、社会福祉協議会や支援活動を行っている団体を通じて、生活困窮者や子ども食堂に届けられます。

セブン-イレブン 殿前 浩二 さん
「身近な店舗を回収拠点とすることで社会貢献活動に参加しやすい環境をつくり、地域の社会のみなさまと一体となり社会課題の解決を図りたいと」

セブン-イレブンがフードドライブの回収ボックスを設置しているのは全国で658店舗。

日々多くの人が利用するコンビニでも活動が行われることで、生活困窮者への支援はもちろんフードロスの削減にもつながることが期待されています。