秋田市のスタジアム整備 既存施設の改修でも7,000~8,000人収容可能か 座席配置を突き詰めた結果これまでの5,000人見込みより大幅増加
秋田市の沼谷市長はスタジアム整備について、既存の施設を改修した場合でも7,000人から8,000人を収容できる見込みだと明らかにしました。
これまで見込んでいた5,000人より大幅な増加です。
また、地下の下水道管については移設を行わない前提で検討を進める方針も示しています。
サッカーJリーグが定めるクラブライセンスの基準を満たすスタジアムの整備は、J2のブラウブリッツ秋田がこの先もJ2以上で戦い続ける条件の一つになっています。
秋田市は八橋運動公園内での新設と、既存施設の改修の費用などを比較しながら検討することにしていて、先月、その調査を担う事業者と新たに契約を結びました。
沼谷市長は17日開かれた市議会の一般質問で、これまで5,000人としてきた改修案での収容人数について、新たな調査で7,000人から8,000人収容できる見込みとなったと述べました。
秋田市によりますと、座席の配置を突き詰めた結果、増やすことができる見通しが立ちました。
また、改修案では、地下にある下水道管の移設が必要だと考えられていましたが、工事に6年以上の期間を要することや、周辺の道路の形を変える必要があることなどから、沼谷市長は移設を行わない前提で検討を進める方針も示しています。
秋田市は引き続き「新設」も並行して検討していて、いずれもJリーグが求める整備スケジュールから遅れは生じないと説明しています。