”議員”1人の言動をパワハラと認定 鹿角市議会の政治倫理審査会が報告書 議長は「典型的なパワハラの例だと感じた」と話す 秋田
鹿角市議会の政治倫理審査会は22日、“議員”1人の言動をパワーハラスメントと認定した報告書をまとめ、議長に提出しました。
児玉悦朗議長は「典型的なパワハラの例だと感じた」と話し、市議会として対応を検討する考えを示しました
今年2月5日までが任期だった鹿角市議会議員をめぐっては、市の職員を対象にした匿名のアンケートで複数のパワハラを訴える声が寄せられていました。
調査を続けてきた鹿角市議会の政治倫理審査会は22日、“議員”1人の言動をパワーハラスメントと認定した報告書をまとめ、議長に提出しました。
鹿角市議会 児玉悦朗議長
「1件事実だということで認定されたことは大変重く受け止めていかなければならないというふうに思いますし、今後とも議会としてどのような対応すればいいのか、これから検討を進めていきたいというふうに思ってます」
「この案件はパワハラにあたるのかどうか(政倫審で)問われましたので、私はオブザーバーとしてこれはパワハラにあたるというふうに答えました。典型的な例かなとというふうには感じました」
報告書の内容は公表されていませんが、政治倫理審査会は過大な要求を含む高圧的な言動で、『パワハラ的なハラスメントだった』と認定しています。
認定された“議員”については。
鹿角市議会 児玉悦朗議長
「やはりあってはいけないことだと思いますし、議員としてもう1度議員の立場というものを勉強し直していただきたいというふうに思いますし、それを踏まえてこれからどういうふうな議員活動をしていくのか、どういう気持ちで議員活動をしていくのか、というのはやはり問われなければいけないというふうに思っています」
児玉悦朗議長は、現職の議員かどうかは明らかにしなかったものの、市議会として対応を検討する考えを示しました。