「日本一持続可能な県の実現」へ 鈴木知事が補正予算案を県議会に初めて提出 秋田
鈴木知事が、人口減少対策に向けた費用などを盛り込んだ県の補正予算案を、県議会に初めて提出しました。
「日本一持続可能な県の実現に向けた第一歩」として、マーケティングの手法を取り入れた、実効性のある施策を打ち出していく考えを改めて示しています。
鈴木知事が初めて編成し、県議会に提出した県の補正予算案は、一般会計の総額で約213億円です。
マーケティング戦略室の設置に関する費用などが盛り込まれています。
鈴木 知事
「『日本一持続可能な県』の実現に向け、その第一歩として、人口減少対策をはじめとした各種施策の効果を最大化していくための下地となる体制整備や調査・実証事業を中心に編成しており、今後、これらをもとに、大胆かつ実効性のある施策の打ち出しにつなげてまいります」
鈴木知事は、首都圏の子育て世代に秋田の魅力を発信するイベントを開いて、自らも参加する考えを示しました。
県内移住の潜在的な需要の把握を進め、マーケティングの手法を取り入れた施策の展開に役立てることにしています。
また、人口減少が進む中でも“地域の足”を守るため、市町村が公共交通の再編に向けた調査などに要する経費を助成する方針を示しました。
補正予算案の審議や県政課題について議論が交わされる県議会は、来月19日まで開かれます。