鈴木知事 初の県議会で所信表明「県庁内の意識を成果追求型のマインドに改革」副知事人事は全会一致で承認 秋田県
鈴木知事は、就任後、初めて県議会の本会議に臨み、「県庁内の意識を成果追求型のマインドに改革していく」と所信表明しました。
2人の副知事の人事案は、全会一致で承認され、新体制での県政運営が本格化することになります。
去年までの約10年間は議員として県の考えを質してきた鈴木知事。
県のトップとして議場に立つのは、30日が初めてです。
鈴木 知事
「全国最速のペースで進行する人口減少や少子高齢化、伸び悩む賃金水準などの厳しい現実に直面する中、私たちは、これまでの閉塞感を打ち破り、秋田の再生に向けて、力強く歩を進めていかなければなりません」
「私が思い描く本県の将来像は、日本一持続可能な県であります」
「実効性のある人口減少対策の推進」を重点政策の筆頭に挙げた鈴木知事。
子どもの人口減少に歯止めをかけながら、子育て世帯のAターンを強力に促進。
そして、若い世代が主役となるまちづくりに積極的に取り組むと述べました。
鈴木 知事
「これまでの県政が、最重要課題である人口減少問題について十分な成果を残すことができなかったのは、前例踏襲に陥り、固定観念にとらわれがちな行動様式、満足できない数値結果にも甘んじる姿勢など、県庁内における旧来的な組織文化に大きな原因があるものと認識しております。私は、こうした県庁内の意識を、県職員との対話を重ねながら、あくまでも成果を出すことにこだわる、成果追求型のマインドに改革してまいります」
知事として初めて議会に諮ったのは、空席となっている副知事の選任案です。
神部秀行元副知事と、総務省出身の谷剛史総務部長の2人の起用を提案。
採決の結果、全会一致で承認されました。
自身の右腕となる副知事の人事を固めた鈴木知事。
成果を出す組織づくりに向け、新体制での県政運営が本格化することになります。