外旭川地区のまちづくり事業 沼谷市長は民間事業者に「市の経済にプラスでオンリーワンの内容にすること」求めたことを明らかに 秋田市

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秋田 2025.09.16 18:16

秋田市の沼谷市長は計画を白紙にした外旭川地区のまちづくり事業について、民間の事業者に対し「市の経済にプラスでオンリーワンの内容にすること」などを求め、その案を踏まえて今後について判断する考えを示しました。

また、秋田市は大森山動物園の入園料を値上げする方向で検討していることを明らかにしました。

16日、一般質問が始まった秋田市議会。

沼谷市長
「私も新たな時代の明かりを灯せるよう誠実に市政に向き合ってまいりますので、ご指導のほどよろしくお願い申し上げます。」

日本の電力事業民営化に貢献した偉人について語った議員の話を踏まえ、抱負を述べた秋田市の沼谷市長。

4月14日の市長就任初日に白紙撤回を指示した、外旭川地区のまちづくり事業について計画の現状を問われると、「市の経済にとってプラスになるオンリーワンの内容にすること」などを民間事業者のイオンタウン側に求めていると述べました。

今後については、イオンタウン側の計画の変更案を踏まえ判断することにしています。

沼谷市長
「現段階で今後のスケジュールを明示することはできませんが、事業パートナーから明示される事業内容が本市の未来に有益であるという見通しを市民の皆様と共有でき本事業を進められるという見極めができた場合には適切な時期にお示しをしてまいりたいと考えております」

また、秋田市は大森山動物園の入園料について「維持管理や魅力向上を図るための財源」として、値上げする方向で検討していると明らかにしました。

2年前には高校生以下も有料にする条例案を出したものの、「“学びの場”で徴収することに違和感がある」と市議会で否決されていました。

その経緯を踏まえ、秋田市は「まずは大人の料金について具体的に検討している段階」と説明しています。