「手ごたえを感じていて順調なスタートを切れた」鈴木知事 掲げた公約の現時点での成果 秋田
県議会の一般質問が行われ、鈴木知事はこの春の選挙で掲げた公約の現時点での成果について「手ごたえを感じていて順調なスタートを切れた」と述べました。
クマの被害防止についてはデジタル技術も活用しながら対策を進める考えを示しています。
変化への期待や人口減少への強い危機感を背景に今年4月、16年ぶりに新たな県のトップに就任した鈴木知事。
16日の県議会一般質問では、掲げた公約の現時点での成果や今後の県政運営にかける意気込みなどを問われました。
自民 児玉政明議員
「数値で表した公約で重要なものはなんといっても秋田県の社会減を現在の約3,000人から1,000人台にすることであると思います」「知事自身が設定した公約についてはどのようなスピード感で取り組みを行うつもりなのか」
鈴木知事は成果追及型の組織改革を進めるとともに、実績の積み上げをして4年間の任期中に政策を確実に実行していくと述べました。
鈴木知事
「補正予算の編成作業や各種事業の検討などを通じ、県庁内の意識が成果にこだわるマインドに変わりつつあるとの手ごたえを感じており、途上段階ではあるものの順調なスタートを切れたものと考えております」
「今後本格化する次期総合計画の策定や当初予算の編成作業の過程において、公約に掲げた政策をしっかりと盛り込みながら実効性の高い施策を打ち出すとともに、その効果を最大限発揮できるよう取り組み、県民の期待に応えてまいりたいと考えております」
また鈴木知事は、人が襲われる被害や農業被害が今年も相次いでいるクマの対策について「被害防止の基礎データとなる推定生息数について無人カメラによる新たな調査を実施している。来年3月には新たな数値が判明する見込みで、デジタル技術も活用しながら総合的な対策を進め県民の安全を確保する」と述べています。