大仙市の男性(93)が長男に殺害された事件 家族間トラブルで警察が過去2回出動 今回の事件も何らかのトラブルが関係か 秋田
大仙市に住む93歳の男性が同居する長男に刺され殺害された事件で、6年前と5年前の過去2回、警察が出動するトラブルがあったことが新たに分かりました。
警察は今回の事件にも何らかのトラブルが関係している可能性があるとみて詳しく調べています。
この事件は1週間前の18日、大仙市協和峰吉川字高見の進藤藤義さん93歳が自宅の寝室で血を流して倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認されたものです。
警察は同居する長男で無職の進藤藤行容疑者51歳を殺人の疑いで逮捕・送検しています。
捜査関係者によりますと、過去に2回、藤義さんと藤行容疑者の間で警察が出動するトラブルがありました。
6年前の2019年9月には「父が杖を持って暴れている」と長男から通報がありました。
電気のブレーカーをめぐりトラブルが起きていたと見られています。
また翌2020年8月には「父が転んで腰をけがした」と119番通報がありました。
自宅に届いた長男宛ての郵便物を勝手に見たとしてトラブルになり、藤義さんが玄関先で腰にけがをして秋田市内の病院へ搬送されました。
藤義さんは「長男に押された」などと話していたということです。
警察は今回の事件にも何らかのトラブルが関係している可能性があるとみて詳しく調べています。