核兵器のない世界の実現へ「原水爆禁止国民平和大行進」 横断幕が秋田県内に 大館市中心部を練り歩く
核兵器の廃絶などを訴えながら横断幕をつなぐ「原水爆禁止国民平和大行進」が、秋田県内で始まりました。
参加者は、核兵器のない世界の実現を目指して、大館市中心部を練り歩きました。
「原水爆禁止国民平和大行進」は、核兵器の廃絶や被爆者への支援を訴えながら、横断幕をリレー形式でつなぎます。
1958年から毎年行われていて、5日は、先月6日に北海道を出発した横断幕が、青森から県内へ引き継がれました。
大館市中心部で行われた行進では、約20人が、核兵器のない世界の実現を訴えました。
終戦から今年で80年。
県によりますと、かつて県内に100人以上いた被爆者は高齢化が進み、12人まで減少しました。
平均年齢は88歳となっています。
2025年国民平和大行進秋田県実行委員会 渡部雅子 事務局長
「どんどんいなくなってしまうので、被爆の実相を伝えていきたいということと、もう1つは『核兵器のない世界」を一歩でも近づける年にしたいなというふうに思っています」
県内での行進は、14日まで行われ、横断幕は、8月4日に被爆地の広島に到着することになっています。