今年の詐欺被害は過去最多の去年を上回るペース 県警察本部と県内の金融機関が連携して被害防止に乗り出す 秋田県

この記事をシェア

  • LINE
秋田 2025.05.23 18:02

県内では連日のように詐欺による被害が確認されています。

今年は、被害額が過去最多となった去年をさらに上回るペースで被害が明らかになっています。

詐欺による被害を少しでも減らそうと、県警察本部と県内の金融機関が協定を結びました。

県警察本部が協定を結んだのは、県内6つの金融機関です。

協定では金融機関が不審な取り引きを見つけた際、警察に情報を提供するほか、顧客にも聞き取りを行い必要に応じて警察への相談を促すことなどが盛り込まています。

県警察本部 髙橋等刑事部長
「特殊詐欺等による被害の未然防止および拡大防止 そして事件検挙への取り組みが、より一層強化されるものと大いに期待しているところであります」

県警察本部のまとめによりますと、県内では先月末の時点で詐欺による被害が59件確認されていて、被害額は合わせて3億円あまりに上っています。

被害額が過去最多となった去年の同じ時期を上回っています。

秋田銀行取締役専務執行役員 皆川剛さん
「口座不正利用を検知する手法を高度化していくとともに、万一不正利用が発生した場合には、これを迅速に遮断することを目的としております」

警察は詐欺の手口などを金融機関と共有して被害防止につなげたい考えです。