「百日せき」に注意!過去にないペースで患者数が増加 「一般的なかぜ症状」は減少 秋田県
感染症の最新の調査結果が発表され、インフルエンザを含む一般的なかぜの症状があると診断された患者の数は、前の週から減りました。
一方で、全国的に流行が続く「百日せき」は、これまでにないペースで患者数が増えています。
今月4日までの1週間に、県が定点とする25の医療機関で確認されたインフルエンザの患者数は、68人。
インフルエンザを含む、せきやのどの痛みがある一般的なかぜの症状・急性呼吸器感染症と診断された人の数は1381人で、いずれも前の週から減りました。
新型コロナの患者数は40人で、3週ぶりに微増しています。
一方、全国的に流行が続く、子どもがかかりやすい「百日せき」の患者数は、前の週から30人増えました。
今年、これまでに感染したのは、合わせて207人にのぼり、全数把握を始めた2018年以降、最も患者数が多かった2019年の194人を、わずか5か月余りで上回りました。
県が注意を呼びかけています。
また、急性呼吸器感染症の患者数が減ったことについては、大型連休で医療機関が休みだったことが影響している可能性もあると見ています。
連休により、人の移動が活発になったことで、これから感染者が増える恐れもあるため、引き続き、基本的な感染対策を行うよう呼びかけています。