なり手不足が深刻に…秋田県内の公立小学校の教員採用試験の志願倍率は1.2倍 去年からやや持ち直すも低い状態が続く

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秋田 2025.06.12 09:51

この夏に行われる秋田県内の公立小学校の教員採用試験の志願倍率は、1.2倍でした。

過去最低だった昨年度の1倍からやや持ち直したものの、依然として低い状態が続いて、なり手の確保が課題となっています。

県教育庁によりますと、この夏に行われる教員採用試験の志願倍率は、小学校が1.2倍、中学校が2.5倍、高校が5.9倍でした。

特別支援学校は、小学部から高等部までの全体で1.7倍です。

小学校は募集人員が30人減った影響を受け、過去最低となった昨年度の1倍からやや持ち直したものの、依然として低い状態が続いています。

なり手を確保するため、県教育庁は、今年度、大学3年生の時点で1次試験を受けることができる「チャレンジ選考」を導入しました。

チャレンジ選考を通過した人は、翌年の1次試験が免除されることになっていて、小学校では55人が志願しています。

県内では、教員不足で一人当たりの業務量が増えている学校もあるということで、県教育庁は、働き方改革を含めた取り組みを進め、なり手の確保に努めたい考えです。