国民的スター長嶋茂雄さん死去 秋田県内でも追悼の声 秋田ゆかりの元首相や元プロ野球選手もコメント
プロ野球・読売ジャイアンツの終身名誉監督、長嶋茂雄さんが、3日朝、亡くなりました。
国民的スターの訃報をうけ、秋田からも追悼の声が聞かれました。
長嶋茂雄さんの訃報を受けて、正午前、秋田市中心部でも号外が配られました。
1958年にプロ野球読売巨人軍に入団した長嶋茂雄さんは、現役生活17年でリーグ優勝13回、日本一に11回輝くなどしたほか、数々のタイトルを獲得し、"ミスタージャイアンツ"として活躍しました。
長嶋茂雄さん
「我が巨人軍は永久に不滅です」
県民
「読売巨人軍は永遠に不滅ですっていう言葉が非常に印象に残っています」
「惜しい人が亡くなったね、本当にね。でもある程度、年も重ねてきているから。生前までいろいろとみなさんを喜ばせてくれたなぁと」
「父親世代の人なので、一つの時代が終わったのかなと思って、ちょっと悲しいような気持ちです」
「小さい頃から自分はこの選手がとても大好きで、この選手に憧れて野球をしてきたので、今はとても悲しい気持ちです」
「私たちのヒーローだったのにね。もうちょっと、元気でいてほしかったな。そうか、ご苦労さま」
監督としても数々の実績を残した長嶋さん。
2013年には、教え子の松井秀喜さんとともに国民栄誉賞を受賞したほか、2021年には文化勲章を受章しました。
長嶋さんが国民栄誉賞を受賞した当時、内閣官房長官を務めていた菅元総理大臣も、追悼の言葉を述べました。
菅義偉 元首相
「私、中学校3年生の時に秋田から出て来て、修学旅行で後楽園球場を訪れた際に、長嶋選手が球場全体の人に手を振って、すごい歓声が上がったことを、いまだに忘れない記憶であります」
「野球界の発展に大変な貢献をされたとともに、国民に深い感動と、社会に明るい夢と希望を与えてくれた、まさに国民的なスターであったというように思っております」
八郎潟町出身の元プロ野球選手、石井浩郎参議院議員は「深い悲しみに言葉を失っております。私自身も幼い日に長嶋さんの勇姿に憧れて野球を始めた一人であり感謝の念に堪えません。ご冥福を心よりお祈り申し上げます」とコメントしました。
国民的スターの死を悼む声が全国でも、そして秋田でも広がっています。