伝染性紅斑“リンゴ病”と百日せきに注意 秋田県内でも感染拡大続く
両ほほに赤い発疹がでる伝染性紅斑、いわゆる“リンゴ病”の患者が、秋田県内で増えています。
1医療機関あたりの患者の数が2.54人と、前の週の約1.7倍に増加し、今年最も多くなりました。
また、百日せきの患者の数も過去最多を更新しています。
今月1日までの1週間に、県が小児科の定点とする13の医療機関で確認された、伝染性紅斑、いわゆる“リンゴ病”の患者の数は、33人でした。
1医療機関あたりでは2.54人で、前の週から1.7倍に増加し、今年最も多くなりました。
微熱やかぜの症状に合わせ、両ほほに赤い発疹がでる“リンゴ病”。
子どもが中心ですが、妊婦が感染すると流産のリスクが高まり、胎児への影響が大きいことから、県が注意を呼びかけています。
また、こちらも子どもがかかりやすい百日せきは、新たに43人の感染が確認されました。
3週ぶりに50人を下回りましたが、今年の累計は400人を超え、全数把握を始めた2018年以降の過去最多をまた更新しています。
患者の8割以上が小中高校生で、県は、集団生活の中で、熱中症対策としてマスクの着用を控える人が増え、飛沫感染に繋がった可能性があるとみています。