飛躍 バドミントンシングルス 舛木さくら選手 インドネシアマスターズへ 北都銀行 秋田
北都銀行バドミントン部、シングルスの舛木さくら選手が、16日にインドネシアで開幕する国際大会に出場します。この大会は、これまで出場したものより格付けが上です。さらに上のレベルを目指し、地道に成績を残し続ける舛木選手を廣田裕司アナが取材しました。
黙々とコートの設営を進める北都銀行4年目、舛木さくら選手21歳。去年日本代表に初めて選ばれましたが、今年は仕組みが変わり人数が絞られ、落選。再びの日本代表入りを目指して、国際大会にも積極的に参加しています。5月にメキシコ、先月はアメリカ・サイパンでの大会でいずれも優勝を果たし、着実に成績を残しています。
大会の成績に応じてポイントを獲得し、その合計が世界ランキングやオリンピック出場につながるバドミントン。ただ、グレード=大会規模は大きく3つに分かれていて、同じ優勝でも大会によってポイントは異なります。一番下のグレード3で優勝を重ねた結果、グレード2の大会への出場権を獲得した舛木選手。特にしっかり拾ってラリーを続ける力がついたと成長を感じています。
●舛木さくら選手
「今までだったらどうしても攻めに速くつなげたいというところで自分で焦ってしまうところが多かったんですけど、その部分で攻めなくても、ラリーをしていければというところで、点数もとれるようになってきたので、あまり慌てないで試合に臨むこともできるようになってきたかなと思います」
世界を転戦する舛木選手。共に飛び回るラケットバッグにはかわいい相棒たちが。。
●舛木選手
「遠征行くときとか、秋田だから飛行機使うこと多いんで、その時流れてくるときに自分の荷物がどれか分かるようにって感じで自分はつけてます」
「すもっぴとぴょんちーって言います」
伸び盛りの21歳。そんな舛木選手の成長を支えているのが、今年度新たに就任した常山幹太コーチです。シングルスの日本代表として長く活躍し、東京オリンピックにも出場した常山コーチから見た舛木選手は。
■常山幹太コーチ
●「上からのショットも前からのラケット立てて入るショットがすごいいいというか、なかなか女子にいない、スパンという、ちょっと言葉でしか表せないですけど、キレのあるショットがすごくいいなと思っています」
常山コーチのもと、フィジカル面を鍛え上げ、たくましさが増しているという舛木選手。さらに高みを目指します。
●舛木選手
「上に上がれるチャンスというのはまだ年齢的な部分でもあるとは思うので、その部分で一つひとつ地道にはなると思うんですけど重ねていって将来的にやっぱり上のレベルでもっといい戦いができればいいかなと思っています」
新たなステージへの第1歩、大レード2の大会=インドネシアマスターズは16日開幕です。